ゲーム夜話さんのゲーム考察動画シリーズが、非常に面白く興味深い。
取り上げるゲームはファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」や「ドラゴンクエスト」から、PS3の「Fallout3」、「THE LAST OF US」等、ゲーム黎明期から現在に至るまでのゲームを時代背景なども踏まえて考察、解説してくれている。
ゲーム黎明期のゲームは、まず「TVゲーム」という文化を根付かせるための努力が必要になり、また、それぞれのゲームのジャンルもまだ認知されていないので、それを理解させるための工夫も必要となってくる。
それらの課題を見事なまでにクリアしてくれたおかげで、今日におけるゲーム文化が育まれていったのだろう。
また、最近のゲームに関しては、表現力の向上により、映画のように美しい映像と、深いストーリーを持ったゲームも増えている。
【映画のような世界観】と【自身が操作するゲーム性】という、一つ間違えば互いの良さを殺しかねない要素を、【ゲームだけができる世界への没入感】というプラスの要素に昇華させ、作品を作り上げていることなど、実例を挙げながら丁寧に解説されている。
この一連の動画を見て思ったのは、作り手が妥協せず、本気でユーザーを楽しませようとしていることだ。
相手が子供でも大人でも、とにかく興味を持ってゲームの世界を楽しんで欲しいという作り手の思いが、妥協することなく細部にいたるまで行き届いたものだからこそ、実際に遊んだプレイヤーは、驚き、笑い、感動する、そんな作品になるだろうと思う。
これは他のジャンルの仕事にもいえることだろう。
簡単なことではないけど、自分も妥協することなく何かを生み出せるようになりたいものだ。
信念をもって。